ヘアサイエンス

毛周期(ヘアサイクル)について

私たちの髪は常に生まれ変わっています。一本の毛髪は成長期、退行期、休止期の3つの段階を経て抜けていきます。このサイクルを私たちの生涯のうちに約25回繰り返していると言われています。

成長期

毛乳頭細胞から毛根をつくる指令因子が出されると、毛根の幹細胞が反応して新しい細胞が誘導され、毛芽がつくられます。これがさらに発達すると、毛根がつくられ新しい毛が生まれ、伸びていきます。成長期において、毛乳頭細胞は、毛乳頭細胞の細胞分裂を促進する細胞増殖促進因子を出し続けので、成長期が続くにつれて毛根は皮下脂肪組織にまで達し、毛髪は太く長く成長します。一般的に成長期は3〜6年間続きます。また通常私達の髪の約85%が成長期にあります。

退行期

しかしある時から、毛乳頭細胞は増殖因子をつくることを止め、逆に細胞増殖抑制因子(FGF5)を出します。そうすると毛母は細胞分裂を止め、毛根の成長は止まります。これが退行期の始まりです。毛母や毛母メラノサイトを含む毛球はやがて縮んで消失します。退行期は、かなり短く2〜3週間ほどです。

休止期

休止期は、毛包の休息期間です。この期間は約3ヶ月続き、新しい毛根が形成され始めると古い毛髪は毛包から押し出されます。そのため、通常毎日約100本の毛が抜けます。

ヘアサイクルを整える

脱毛の根本的な原因は様々で複雑ですが、抜け毛および薄毛のプロセスは男女ともに同じです。毛髪には成長期、退行期、休止期のヘアサイクルがあり、ホルモン・遺伝的要因・食事の変化・ストレス・年齢などがヘアサイクルのプロセスを混乱させる結果、成長期が短くなり、ヘアサイクル全体の短縮につながります。成長期が短くなると、毛根が収縮し、毛髪が抜け、髪が薄くなります。このような毛周期の乱れが長期にわたると、ヘアサイクルが失われ、毛髪が生えてこなくなるのです。

ヘアサイクル機能不全を制御する=抜け毛を防ぐ
FGF5を抑制するテクノロジーの発見

日本の毛髪科学者は、毛髪の成長期を伸ばし、ヘアサイクルの乱れを克服する技術を確立しました。つまり、成長期を終わらせるFGF5と呼ばれるタンパク質の働きを抑制することによって成長期を伸ばそうというものです。FGF5はヘアサイクルの成長期から退行期への移行を促す信号です。FGF5を抑制し、ヘアサイクルの成長期を伸ばすことによって、毛髪をより長く、太く成長させることができるのです。

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